【イーハトーブ花巻ハーフマラソン】参加賞と感想

2018年の4月22日に開催されたハーフマラソンの感想です。

岩手県の大会の感想やら紹介やらです。


ラソン大会の感想の前に、花巻について。

全国津々浦々のマラソン大会に参加している人は、ぜひ花巻も。

岩手県の県庁所在地は、盛岡。
この大会は、花巻。

花巻は、盛岡の南にある都市です。
車で1時間くらいでしょうか?

新幹線で行くのも良いですが。

花巻には、花巻空港があります。
そんなわけで、花巻空港が利用できるところに住んでいる人にとっては、実は行きやすい大会でもあります。

花巻といえば、、

メジャーで活躍している大谷翔平選手や西武ライオンズ菊池雄星投手の母校花巻東高校もある花巻です。


もう一つ余談、、
イーハトーブというのは、作家の宮沢賢治さんの産み出した造語です。
意味は、理想郷だそうです。


さて、ザックリとした花巻の紹介は、ここまでとして、以下私の感想です。


イーハトーブラソン大会は、4月の桜の季節に行われました。

関西や関東では、3月末から4月上旬が桜の見頃ですが、東北地方では、4月の中頃から下旬が見頃です。

まさにその時期に行われた大会です。

場所は、花巻東高校のグラウンドの隣がスタートとゴールです。

花巻東の野球場を初めて見ましたが、名門高校のグラウンドってすごいですね。
バックネット裏にはベンチもあるし、撮影禁止のシールもあって。

何より野球部の生徒さんの挨拶もしっかりしていましたし。


さて、マラソン大会のコースは、特に何が見所ということはないのですが。

のどかな畑の中をヒタヒタと走ります。
沿道のボランティアにも花巻東高校のジャージを着た学生さんがあちらこちらに。

いろんな意味で花巻東高校にお世話になった大会です。

イーハトーブ花巻ハーフマラソンのエイドの特徴は、蕎麦があることです。

岩手といえば、冷麺、ジャージャー麺、わんこ蕎麦の三大麺。

実は、花巻は、わんこ蕎麦発祥の地。

わんこ蕎麦の大会も盛岡ではなくて、花巻で行われるということです。
花巻のお蕎麦屋さんの準備するわんこ蕎麦で行われているそうです。

そんな花巻だからこそ、エイドにお蕎麦があるのです。

エイドのお母さんに、【蕎麦が食べたくて花巻に来たんですよ】と言ったら、わんこ蕎麦のようにどんどん入れてくれ、マラソン大会中なのに、数杯ですが楽しんでしまいました。


参加賞ですが、イーハトーブラソンでは、事前に参加賞が選べます。

2018年は、タオルかTシャツか、陶器のカップ、ヨーグルトにかける醤油、味噌セットでした。
この4点から一つが選べるのです。

私は、タオルにしました。

Tシャツは、宮沢賢治をモチーフにしたデザインで欲しかったのですが。
けれども、Tシャツ自体、あちらこちらの大会で貰いすぎて在庫が多い。

なわけで、実用性の高いタオルになりました。
スポーツタオルのサイズで丁度良い。
大きいバスタオルより、スポーツタオルをザクザク使う方が好きな私。


大会の参加料は、ハーフマラソンが4000円
だいたいこんなもんだよね、って値段。


地方から参加する人へのアドバイスは、公共の交通機関がほぼない事。

花巻空港からも大会会場は車で15分くらいですけど、車がないとアクセスする手段がほぼ無いのが、悲しいところ。

盛岡駅から会場までといったバスがあると良いんですけどね。
車がなくて良ければ、お酒も楽しめるし。


花巻のマラソン大会前後の楽しみ方の一つは、温泉じゃないでしょうか?

花巻温泉郷には、数多くの大会があります。
日帰り湯もたくさんあります。
源泉かけ流しの湯もあちこちに。

ラソン参加者には、温泉の割引券もついてます。


桜と温泉とマラソン

この3つが全て揃うのが花巻の良いところ。

盛岡には、【福田パン】もあるよ。

私のゲットした参加賞は、タオルです。

ホームページを後から振り返ってみると、花巻駅からの無料シャトルバスがあったようです。
こういう情報は、早めに欲しい。
これがあるとだいぶ楽だなあと思います。


すごく参加賞が豪華であると言ったこともないけれど。
エイドでお蕎麦が食べられたり、桜の季節の東北で行くきっかけとしては良い大会だと思います。

そういえば、ゴールした後に、お蕎麦やおにぎりのサービスがありました。
思い出してみると、ハーフにしては豪華な気もしてました。

花巻という土地の良さに気付かされた、そういったマラソン大会でした。

↓花巻マラソンの参加賞のホームページ
http://hanamaki-marathon.blogspot.com/2017/12/blog-post_28.html


ヨーグルトにかけるお醤油はこれです。
老舗醸造メーカーが開発 ヨーグルトにかけるお醤油(70ml)

【2018日田マラソン】感想と珍しい参加賞の下駄

日田マラソンは、大分県の日田市で開催されるハーフマラソン大会です。

日田市というのは、何で有名かといえば、日田天領水日田焼きそば、そして豪雨による被害でしょうか?

ニュースやご当地グルメで耳にした事もある地名だけれど、訪れたのは今回のマラソンが初めてとなりました。


ラソンがないと中々訪れる事の無いであろう都市の一つかもしれない。
でも、いい街でした。
過ごしやすそうだった、温かい人が多かった。


さてと、日田マラソンの感想です。

コースは、日田の陸上競技場を出てから、豆田という旧市街を走り抜け、それから、田畑の広がる方面へと走るのです。

大体ですが、最初の5kmで、競技場を出て豆田に行って、競技場に戻ってきます。

それから田畑の広がる大地を8km程度駆け抜けて戻ってきて、ゴールです。

コースは、最初が小さな周回コースで、後半の方が大きめな往復コースです。
八の字というか、雪だるまのような感じかな?

最初の歴史を感じる街並みのところでは、非常に多くの人が応援してくれています。
施設のエイドさんが、カステラを配っていたり、チョコレートを配っていたり。

日田に行ってわかったのですが、豆田の市街では山鉾や豪華なひな祭りがありました。
時間の関係で、今回はパスしましたが、ひな祭りや山鉾の会館に入館するチケットもマラソンの参加者はもらえます。
ラソンの時期は、ちょうどひな祭りと被っているので、一緒に文化に触れるのもまたよいのかもと。

事前に参加案内で教えてもらえたら、大会の魅力にもなると思う。


のどかな田舎道を走るマラソン大会はたくさんあるのですが、日田のマラソンの大会の面白いのはアップダウン。
大阪の寝屋川マラソンも坂の多いマラソンとアピールしていますが、日田のマラソンも坂が多くて面白いコースでした。
良くも悪くも距離表示も1km毎にないから、どこまで行ったら折り返しかなあと楽しみながら走れました。
結構行くな、まだ行くなー、坂下ったら折り返したら登らなきゃいけないんだよ、なんて思ってしまいました。


日田マラソンをゴールしたら、感想賞、ドリンクを受け取ります。

抽選会も行われていますが、自分でくじを引く形式です。
商品は、かりんとう、醤油、ラムネ、お酒?といった(300円程度?)のちょっとしたものです。
呼ばれるタイプの抽選会と比べると、規模は小さいですが、必ず何か貰えるし、待ちくたびれる必要が無いのが良い。


そして、自衛隊の人が作った豚汁が食べられます。
この豚汁の味噌も美味しかったなー。
大分の人にとっては、いつもの味かもしれませんが、味噌ってやっぱり地域によって味が違うから。


参加賞の類は、受付時に配られます。
2018年は、日田の下駄とTシャツです。

そして、上に書いた抽選会と豚汁とシリカ水がもらえます。

さらには、日田の温泉旅館の無料入浴券がもらえます。

私は、日田天領水の隣にあるかんぽの宿のお風呂に入りました。

かんぽの宿で、参加賞と同じような下駄が売っていましたが、2200円と書いていました。

そういえば、下駄で走っている人もいて、すごいなーと思う反面、せっかくの下駄がすぐにダメになっちゃうような心配をしてしまった。


日田マラソンの参加賞は、日田天領水ということはなく。

日田の下駄とTシャツでした。

あちこちのマラソン大会に参加していますと、Tシャツばかりたまって、たまって。

そういったわけで、下駄がもらえたのは嬉しい。
よくフルマラソンやウルトラ走った後は、ビーサン履いてるランナーさん多いから。
シューズ以外のものに履き替えたいと思っていたので、嬉しい参加賞です。

ここでしかない参加賞って嬉しいですよね。

参加賞の下駄の写真がこちら。
2018年はこれで、蒸れない爽やか生活だ。

参加賞のTシャツです。

上の二つ以外にラムネを貰いました。

【MSMサプリ】抗炎症サプリメントの効果

酸化ストレスや筋肉ダメージがトレーニング中にしばしば起きます。
多くのランナーは、痛みを感じトレーニング方法の見直しを必要とする場合もあります。
一時的な休養を迫られる場合もあります。


メチルスルホニルメタン 【MSM】というサプリメントは、痛みや炎症を抑える作用があるとされています。

そこで、今回は、MSM摂取の効果を検証することを目的として、ダブルブラインドでプラセボを対象とした試験を実施しています。

今回の試験により、運動により生じた痛み、酸化ストレス、筋肉疲労について評価しています。


◯ 方法
22人の健康な成人男女をポートランドハーフマラソン参加者から集めました。
女性が17人で、男性が5人、平均年齢は 33.7歳でした。

参加者はランダムにMSMサプリメント群とプラセボ群に分類した。
MSMサプリメントは、mpti MSMを利用した。
MSMサプリメント摂取の期間は、1日3gの摂取で、レース前21日からレース後2日間、トータル23日間とした。

参加者は、血液サンプルと痛みの評価法であるVASスケールでの評価を実施した。
評価は、レース前1ヶ月とレース後15分、90分、1日、2日目に評価した。


主要評価項目は、酸化ストレスのマーカーである8-ヒドロキシ-2-デオキシグアニン (8-OHdG) の値とした。

2次評価項目は、酸化ストレスの指標としてマロンジアルデヒド (MDA)、筋肉ダメージの評価としてクレアチニンキナーゼ (CK)、乳酸デヒドロゲナーゼ (LDH)を測定した。
また、VASスケールにより、筋肉痛、関節痛を評価した。


◯ 結果
ハーフマラソンを走ることで、全ての指標の上昇が認められた。

8-OHdG は、レース後90分の測定データまで上昇が認められた。
ラソンレース後、1日後、2日後にはベースラインより低下していた。

MDAは、レース後15分に最も上昇していた。

筋肉ダメージのマーカーである CK と LDH は、全ての計測時点で上昇が認められた。

筋肉痛、関節痛は、マラソンレース終了後、15分、90分、1日後まで続いていた。
2日後には、筋肉痛、関節痛は回復していた。

プラセボ群と MSMサプリメント摂取群とでみた場合、統計的な有意差は認められなかった。
しかしながら、 MSMサプリメント摂取群では、筋肉痛、関節痛の評価では、臨床的な差が認められた。


◯ 結論
ハーフマラソンの参加者のデータを解析したところ、酸化ストレス、筋肉ダメージ、疼痛の数値上昇が認められた。

MSMサプリメントを摂取しても、酸化ストレスや筋肉ダメージをトレーニング前と同等に保つことはできなかった。

しかしながら、 MSMサプリメントの摂取群では、筋肉痛や関節痛を軽減する作用は認められた。

ベストMSM 1500mg 120タブレット (海外直送品)

MSMサプリメントは、まだそれほど日本ではやっていないですかね?
↑のような商品が売っています。
それなりの評価を得ています。
口コミも確認してみてください。

一応、今回の論文では、痛みに対する効果はあったようですし。
グルコサミンやコンドロイチン硫酸を服用するのよりは良いのかもしれません。


今回の内容は、下の論文からです。

Effects of Methylsulfonylmethane (MSM) on exercise-induced oxidative stress, muscle damage, and pain following a half-marathon: a double-blind, randomized, placebo-controlled trial.
Randomized controlled trial
Withee ED, et al. J Int Soc Sports Nutr. 2017.

姫路の名物グルメ【おでん、どろ焼き、ひねポン、えきそば】感想

姫路にだいぶ久しぶりに訪れました。
姫路観光も色々あるんでしょうが、観光したのは、姫路城くらい。

私が満喫したのは、姫路グルメ。
姫路でしか食べられないものも色々ありますからね。


ちなみに、今回食べていませんが、【御座候】は、なんと姫路だったのですよ。
【御座候】をご存知ですか?あの大判焼きです。
全国どこにでもあると思っていましたが、姫路本店でした。
姫路の山陽百貨店にお店がありましたが、置いてある商品は他の店舗と変わりないようでした。
あんこかクリームか迷うところなんですよね。


さて、さて。


姫路らしいものといえば、やっぱり1番は、【姫路おでん?】

姫路おでんの特徴は、生姜醤油で味わうおでんです。
ものすごく特徴的だ、という感じはなかったですけれど。
やっぱり寒い日に食べるおでんは美味しい。

家で食べるおでんも美味しいけれど、お店で食べるおでんは、大鍋で煮込まれていますし、煮込み加減も絶妙で美味しいのです。

私が姫路おでんを味わったのは、【だるま】さん。
16時くらいに入ったので、そこまで混んでいなかったし、味も含めておすすめします。
お店には、常連さんみたいな人が多く、地元の人に愛されているお店なんだと思っています。

おでんだけでなく、串焼きや【ひねぽん】も楽しみました。

ひねポンは、鶏肉にポン酢をかけたものです。
お店に入るととりあえず頼むクイックメニュー的なところもあって、また箸休め的な側面もあって。
福岡でいうところ、【酢モツ】みたいなものかな。
酢モツよりは、ひねポンの方がボリューミーです。


続いては、【どろ焼き】の話です。

【どろ焼き】というのは、もんじゃ焼きお好み焼きのように焼いたもの、でいいのかな?
食べた感想は、そうなんですけども。

姫路には、粉モノとして、他にも【ぐじゃ焼き】とかあるようですが、こちらは食べてないのでわかりません。

【どろ焼き】といえば、喃風(なんぷう)さんが有名です。
喃風さんは、姫路だけでなく、東京にも、海外にも店舗があります。

私は、お好み焼きの【キャベツ】さんで、どろ焼きを食べました。

ちなみにこちらのお店も地元の人に愛されていて、予約していかないと入れないかもです。

わたしは、夕方入ったので入れましたが、18時まででもいいですか?みたいな感じでした。

【キャベツ】さんは、どろ焼きの有名店ということはなく、お好み焼きや鉄板焼きが楽しめるお店なのです。

どろ焼きを食べましたが、美味しいお好み焼きでいいんではないか?というのが個人的な感想です。
ま、何事も経験だから、食べないことには語れないのだけれど。


姫路で、おでんとともに有名なのは、【えきそば】

カウンターで食べるタイプのお蕎麦です。
いえ、そばという名前でしたが、ラーメンの様なものです。
値段も安くてでごろに味わえる味でした。

姫路には、他にも鶏卵饅頭なんてのもあったりして。
これは、山陽百貨店で店頭で手焼きしている饅頭です。
少し待たなくてはいけませんが、ほっこりする美味しい饅頭です。

【ランニングタイツの効果】パフォーマンスと筋肉ダメージ

ランニングタイツは、ほぼ皆が履いているといっても良いのではないしょうか?

そんなランニングタイツが筋肉痛に効いているのか?いないのか?
これは非常に難しい問題です。

筋肉ダメージは、ランニングや運動のパフォーマンスを悪化させる要因の1つ。

例え満足に練習していないとしても、いや、練習していないからこそ、道具に頼って、なけなしの筋肉貯金を活用したいと思うものです。

その作戦の1つが、ランニングタイツなんですが。

私がランニングタイツを履いたり、履かなかったりした個人的な経験では、履いていた方が筋肉疲労は軽い気がしています。
タイムが良くなるといった事までは感じたことがないですけども。


さて、今回の話は、コンプレッションタイツの効果を検証した論文をサラッと読めるようにまとめて書いてみます。


今回行われた研究では、コンプレッションタイツを履く事で、マラソンレースにおける筋肉ダメージやランニングパフォーマンスに影響を与えるかということを調べています。


34人のランナーを年齢、身体計測データ、ベストタイムに基づき2群に分類した。
1つのグループは、通常のソックスを履き、もう一方のグループは、足先から膝にかけて段階的に圧のかかったコンプレッションタイツを履くことにしています。

レース前後に採血を実施した。
ジャンプの高さ、脚の筋力測定を実施した。

筋肉ダメージの指標として、血液中のミオグロビンとクレアチニンキナーゼの測定も実施した。


ラソンレースのタイムは、どちらの群でも変わりなかった。
今回の結果では、平均タイムが210分という事で、3時間30分となっています。

ラソンレース後の筋肉の低下割合は、コンプレッションタイツ群と対照群で違いはなかった。

ジャンプ力も、コンプレッションタイツ群と対照群とで違いはなかった。

筋力にしろジャンプ力にしろレース後は20%〜30%程度落ちるようです。

私のゴール後の疲れでいうと、もっと落ちているような気がするのですが。

レース後、採血データであるミオグロビン濃度もクレアチニンキナーゼ濃度も両群で差が認められなかった。


以上の結果から、コンプレッションタイツを使用しても、ランニングペースや運動による筋肉ダメージの改善に効果が認められなかった。

タイツを履くというのは、効果的な戦略とはいえない、ということでした。


◯ まとめ
筋肉ダメージに対しては、個人的に効いていると思っていたのですが。
これは、タイムが違うことによるのでしょうか?
そもそも、エリートランナーはタイツ履いてませんよね?

タイツのメーカーでも結果も変わるのだろうか?
スキンズだったり、ワコールのcw-xだったり、c3-fitだったりで。


しかしながら、タイツにもダメージ以外にもわかりやすいメリットがあるのです。


それは、日焼け防止。
それから、体温低下の防止。


私は、一応歩かずにフルマラソンをゴールできますが。
途中で歩いてしまうことも多いと思います。

そうした時に恐ろしいのが、低体温症。
運動して、汗かいて、そのままというのは、体温が下がるばかりですからね。

そうした時に、タイツは体に触れる空気の入れ替えを減らす効果があります。
ダイビングでいうウェットスーツのようなものです。

しかし、今回の結果をストレートに受け止めると、デザインが気に入って、値段の安いタイツで十分ということも言えそうです。

値段で考えると、cw-xが1番コストパフォーマンスが良い気がします。

わたしは、cw-xを長らく使っています。生地が薄くて履いていて苦しさもないですし、快適です。


話を元に戻しますが、
もう少し、遅いタイムの人でランニングタイツによるパフォーマンスに違いがあるか?
そういった論文を目にしたら、また報告したいと思っています。

ぜひお楽しみに。

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↑ C3-fitの口コミはこちらです
耐用年数はどれくらいでしょうか?
穴が開いたりはしませんが、製品の性質を考えると1年もしくは2年で買い換えるべきなのでしょうね。

ユニクロヒートテックではないですけれど、商品の性能自体も毎年変わるでしょうし。


今回の試験は下記のものです。


The use of compression stockings during a marathon competition to reduce exercise-induced muscle damage: are they really useful?
Randomized controlled trial
Areces F, et al. J Orthop Sports Phys Ther. 2015.

【持久トレーニング】カーボローディングか低炭水化物か

筋肉に蓄えられたグリコーゲンは、マラソンレースやトレーニング中における中心的な栄養です。

あらかじめ炭水化物を摂取し、蓄えることは、より長い時間ベストなパフォーマンスを発揮することができます。
つまり、持久力、持続したパフォーマンスには重要と考えられています。


レーニングを積んだランナーでは、マラソンレースの当日に向けて練習量を徐々に減らしていくことで、炭水化物ローディングは達成可能です。
合わせて、レースの前 36〜48時間から10〜12 g/kg/日の炭水化物を摂取することも重要です。
カーボローディングは、2日前からやることが大事ということです。


スポーツ栄養学のガイドラインでは、ランナーは十分な炭水化物を摂取して筋組織でのグリコーゲン貯蔵量を増やすことを推奨している。

このガイドラインの考え方のベースは、ハードなトレーニングをして、インターバルで最適な回復を目指すというものである。


しかしながら、最新のトレーニングに対する考え方は、適切なトレーニングを行うというものである。
炭水化物を減らした状態でトレーニングを行うことで、トレーニング効果を高めようというものです。


しかしながら、低炭水化物食をしている中でのトレーニングが、トレーニングに対する反応性が上がるというエビデンスは得られていません。

炭水化物ローディングよりも、炭水化物が減っていく中でトレーニングを実施した方が効果が高いといったデータもこれまでのところありません。


事実、低炭水化物食は、長時間の運動ではパフォーマンスを悪化させる可能性があります。


グリコーゲン貯蔵にメリットがあるかどうかというのは、非常に難しい問題で、結局のところトレーニングの種類によるのかもしれない。

高強度のトレーニングを行うのか?
ハイボリューム (セット回数の多いトレーニング) のトレーニングを行うのか?

こうしたトレーニングプログラムが摂取栄養を決めるのかもしれない。


この【強度、量】については、昔から議論されていますよね。


筋トレも100、200回もできる重さよりは、もっと負荷を強くして、10回くらいのものを数セット行うのが1番効果が高い。
ある一定以上の負荷を、一定数繰り返さすべき、といった考え方が2018年時点での論文的に支持されているものでしょうか?



こうしたトレーニングの選択もスポーツによって変わってくると思うので、一般化は難しいですね。

熟練度が結果に影響するものもあるでしょうし。
筋強度?筋持久力?どちらがものをいうのか?
心肺機能の問題もありますし。
心肺機能を鍛えるために、ハイボリュームを選択する必要が出てくる場面もあるかと思います。


東京マラソン2018で設楽選手は、マラソン日本新記録を更新しています。

設楽選手のトレーニング法は、30km以上を走らないと聞いています。

結局、トレーニング方法だけ真似ても仕方なく、栄養摂取も含めて取り入れることが必要なことなのだと思います。

ナイキのヴェイパーフライを買うというのは、簡単にできることではあるんですけどね。


日本新薬/WINZONE 30kmの壁突破セット (超えろサブ3!1カ月セット)

エネルギーを燃焼させるのに、クエン酸が良いと言われています。
効率的に代謝を上げるサプリメントとして、上の商品があります。
私は、利用したことはないですが、口コミはまずまずですね。


今回の栄養戦略について、下記で述べられています。
Nutrition strategies for the marathon : fuel for training and racing.
Burke LM. Sports Med. 2007.

マラソンによるダメージからの回復【BCAAサプリの効果】論文

ラソン前のサプリメント、マラソンレース後のサプリメントといったものも販売されています。

中でも、BCAAといったアミノ酸は、レース中のパフォーマンスを改善させるとか、レース後の回復を向上させるのではないかと言われています。

前回、BCAAアミノ酸サプリメントの摂取について書いたのて、ついでに筋肉ダメージについてどういった効果があるのか。

そういった試験が行われていたので、論文からわかりやすく中身を紹介します。
世界では、いろんなことが研究されているもんですね。

今回紹介する話では、7日間BCAAアミノ酸を摂取することでマラソン中の筋肉ダメージを予防できるかということを調べています。

BCAAアミノ酸というのは、体内で作ることのできない分岐差アミノと呼ばれるものです。

今回の論文では、46人のランナーに参加してもらって試験をしています。

この46人を無作為に二つのグループに分けています。

1つのグループ 25人は、BCAAサプリメントを摂る群。
もう1つのグループ 21人は、対照群として、等しいカロリーの偽薬を摂取してもらっています。

BCAAサプリメントは、ロイシン、イソロイシン、バリンを2:1:1の比率で1日当たり5gとしています。

ラソンレースの前7日間摂取してもらっています。

ラソンレース前とゴール後に足の筋力測定を実施しています。
また、尿も検査のため回収しています。


ラソンレース中のランニングペースは、ランナーにつけてもらっているタイムチップにより測定しています。


ミオグロビンは、筋肉ダメージの指標として利用されています。

今回の検証では、尿サンプルのミオグロビンを測定しています。

ラソンレース後の足の筋肉痛については、デジタルスケールで自己申告してもらって評価しています。


さて、この試験の結果ですが。

ラソンのペースは、BCAA群とコントロール群で同様でした。

3.3 m/秒ということですので、計算してみますと、フルマラソンを3時間33分ということでした。
結構早いですよね。

レース前後での筋力の変化もグループ間に差はなかったそうです。

レース後の尿検査によるミオグロビン量も各グループで差が認められなかった。

また、筋肉痛の自覚的な違いも認められなかった。


今回の試験をまとめますと、

レース前7日間のBCAAサプリメントの摂取は、マラソンレースでのランニングパフォーマンスにプラスの影響を及ぼさなかった。

また、筋肉疲労や筋肉の痛みに対しても、BCAAアミノ酸サプリメントを摂取することがポジティブな結果に繋がることはなかった。


○ 個人的な感想

このことが何を意味するかは難しいところです。

単純に考えると、全く意味がないとも言えなくはないです。

しかしながら、良い結果に繋がっていないのは、量が足りない、日数が足りない、といった可能性もあります。

また、同時に炭水化物を摂ると変わるかもしれないといった可能性も残しています。

今回の話は、あくまで持久トレーニング、パフォーマンスについてあてはまるものだと思います。
その他の場合にどうなるかは、また別の機会があれば。


↓こういった商品は売れています。
BCAAサプリメントも筋肉を減らさずに体重コントロールには向いているのかもしれません。

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今回のトライアルの詳細は下記です。

A 7-day oral supplementation with branched-chain amino acids was ineffective to prevent muscle damage during a marathon.
Randomized controlled trial
Areces F, et al. Amino Acids. 2014.