学資・こども保険の違い?【こくみん共済・かんぽ】の特徴

学資保険、こども保険に加入しようかどうか考えている方に。
違いが今ひとつわかりにくいという方のために。
こくみん共済やかんぽを例にしながら違いをわかりやすく説明してみます。

いつものマラソンや料理、食べ物といった話とは、だいぶ異なりますが、定期的に情報収集している保険の話。


ここでは、お子さんの入学時に(中学、高校、大学等)お金が受け取れるタイプのもので比較して説明してみます。
保険の専門家ではないですが、私も自分なりに調べたので、自分が気になったポイントをまとめてみます。

ソニー生命日本生命も良いようですが、今回はこくみん共済、JA共済、かんぽ生命について。特に深い意味はないですが、長い間預けることになるので、安定度がいいかなあといったところから。


○こくみん共済
全労災が運営しているものですが、全労災はもともと営利を目的としているものではないです。
保険の支払いも剰余金があれば、払い戻しがあります。

こくみん共済の学資保険は、保険の部分と貯蓄の部分とのセットです。

キッズの保障(キッズ保険)分として、キッズタイプ(900円)かキッズワイドタイプ(1600円)の支払いが毎月あります。
この保険分にプラスして貯蓄部分の金額が毎月の支払い金額です。

貯蓄分として支払った金額の105%前後が満期時に支払われます。

<例>満0歳でキッズタイプ・高校入学準備コース
(加入年齢満0歳・満了年齢満15歳・満期金50万円型)に加入した場合
900円+2630円=3530円

保険の部分が高い、必要ないと思う人には向かないかもしれません。
特に子供の医療費が無料の自治体も多いと思いますから。

そして、ほかの学資保険と異なるのは、親の死亡、障害時にお金はでますが、支払いの免除はありません。



○JA共済
こども共済では、学資金のみという選択肢があります。
つまり、保険の部分をカットして、純粋に年払い、月払いで貯蓄していくもの。
学資金型「ステップ」の場合、モデルケースだと払い込んだ金額の113.5%の支払いが受けとれます。
こどもの死亡時や障害時のみの保障です。
こくみん共済の保険部分を除いたパターンと考えればわかりやすいでしょうか。

医療保険ももちろん追加できますが、追加した場合には当然、帰ってくる金額は減ります。

また、保護者にもしもの場合、支払いが免除されます。ここが上に書いた全労災との違い。
養育年金といった特則もあります。
養育年金に加入すれば、ある意味では、生命保険的な要素もあります。
総額1300万円、子供のために残すこともできます。
生命保険の見直しに、この養育年金と比較してみるのも。


○かんぽ生命
商品名は、「はじめのかんぽ」
こちらは、払い込んだ金額とほぼ同等の金額が受け取れます。
また、JA共済と同じく、親にもしものことがあった場合の、掛け金の支払いは免除になります。
かんぽ生命の学資保険では、保険部分としてカバーしているのは入院や手術といった場合になります。
普段の病気は自治体の医療費免除に任せて、という場合はこちらも候補になるでしょう。


この3社でいうと、
単純に貯蓄して、多くもらいたいという場合は、JA共済ということになるかと思います。

三者に対する損害賠償を追加したい、自治体の子供に対する保障では十分ではないといった場合には、全労災(こくみん共済)になると思います。
保障が多いので支払った金額より受け取り金額は減りますが、安心の保障になります。脱臼や骨折でも金額が支払われます。子供の怪我は多いしお金もかかるしということであれば全労災も選択肢になる。

かんぽ生命は、基本的に支払った金額とほぼ同等の金額しか受けてることができず、お得感がないように感じるかもしれません。
しかし、毎月支払って確実に貯蓄できる点と万が一の時に支払いが免除されることで、通常の貯金とは違うメリット、恩恵があります。


JA共済に医療保険部分を足した場合等は、ちょっと複雑になってくるので、ここでは書いていません。

具体的な年齢や金額によって、各保険会社で簡単に見積もりもできます。
また、一つにしなければいけないものでもないので、貯蓄ベースの保険と保険ベースのものと組み合わせるのもいいかと思います。


こども保険の対象の違いはこちらでも。
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