天才クリエイターは孤独?「イヴサンローラン」【映画感想】
いや、これはほんとにいろんな意味ですごい人で大変な人生ですね。天才と言われた人の生涯を描いた映画です。
週末に見ましたが、かなり混んでました。
イヴ・サンローラン すごい人生、一生を過ごしたのですね。
あなたは目撃する。
永遠のエレガンス
誕生の瞬間を。1960年代から現代に至るまで。
ハイブランドの創始者にして、伝説の天才デザイナーの
輝けるキャリアと知られざる人生の“喝采と孤独”
ヴィダル・サスーンやプラダを着た悪魔とか定期的にこういう映画ありますね。
(プラダを着た悪魔はカジュアルだし、このジャンルではないのかも、でもプラダを着た悪魔好きです。)
(今はプラダを着た悪魔のDVD、823円なんですね、ちょっと値段にビックリ)
感動するといった映画ではないかもしれないです。
イヴ・サンローランの切れ味、繊細さ、絶妙な所でかろうじて存在しているもののせつなさみたいなものを感じました。
ただこの映画、才能を発揮するまでのステップアップの過程や名声を獲得していくまでといったシーンは少ないと思います。若くしてデビューしているのもあるんでしょうけど。
もろく、壊れやすく、危ういイヴ・サンローランを描いたシーンが多くを占めている映画です。
そして、それを支え続けたパートナー、ベルジェの苦悩。
華やかさよりもそういった苦悩、裏側に焦点を置いた映画でした。
しかし、こういった状況から数々の作品が生み出されてきた、というのも歴史的な事実なんですよね。
もし〜だったら、なんて言っても仕方ないですが、
デザインから離れることができたら、普通の穏やかな生活は過ごせたのだろうか?
でもそういう生活は、イヴ・サンローラン本人にとっても幸せなことなのだろうか?
才能豊かなものはこう生きる事が宿命なのか?なんて考えてしまいます。
ストイックの極みとも表現すべきものなんでしょうか。
追記
DVDが2015年3月発売されます。
blu-ray版は特典があるようです。
内容はこちらから。
イヴ・サンローラン ブルーレイ [Blu-ray]
通常版の販売はこちら。
イヴ・サンローラン [DVD]