【2017利尻マラソン】船の欠航があったり特別な大会に

2017年の利尻一周マラソンが終了しました。
色々ありましたが、無事に走ることができました。

私の記憶からなくなることはないと思いますが、記録として書いておきます。

この大会は、朝6時にスタートして、島を一周するレースです。
島を一周といっても53kmくらいのようですが。
これまでは55kmと言ってましたが、チップ導入のためか、再計測したのか、コースの変更によるものか、55kmよりちょっと距離が短いようです。
朝6時にスタートして、制限時間が夕方16時までという大会だったのです。
制限時間が10時間もあるので、歩いても完走はできる程度の観光気分でも参加できそうなゆるい大会です。

ところが、ところが、2017年は低気圧の影響で、波風強く、船が欠航したのです。
しかも前々日の午後から前日まで全ての便が。

そういったわけで、前日の朝から、稚内のフェリーターミナルは人だらけ。
ランナーだらけでした。
前日の昼に夕方の利尻行きの便の欠航が決まった時の残念な気分。

いや、しかしですよ。

大会が特例的に当日の日曜日の朝1便に乗り、走りたい人の参加を認めたのですよ。
朝1便に乗ると、9時ごろに利尻港につき、それからスタート地点に行ってエントリー手続きして、ヨーイドンになるわけですが。
10時組と呼ばれてました。

(ちょっと慌ただしかったですが、着替えて、荷物預けて、トイレを済ませてという時間は十分取れました。スタート地点も港から近いですからね)

でも港に大会参加者様の観光バスが何台も準備されていたのにはびっくりした。

帰りの便の都合もあるのか帰ってしまった人もそれなりにいましたが、なんと140人程度が参加したそうです。
稚内の宿泊を探すのも大変でしたし、泊まれなかった人もいたのかも。
翌日船が出る保証もなかったですし。

この決断をすぐにして、発表した大会関係者の決断力にあっぱれですな!
そして、ゲストランナーの田中さんが皆にこの情報を提供してくれたことにも感謝です。
中々、こういう細かい運営側のことまでやっているゲストランナーっていないよね。

で。
大会のルールが、朝10時のスタートを認めるけれど、エイドは当初の予定通りに撤収する、フィニッシュタイムは当初の16時というものでした。

エイドがずっとないのかなあと思っていましたが。
走って感謝、感動だったのは、15km以降は、全てのエイドが開いていたことです。

ボランティアの方に本当に感謝しています。
ほとんど自動販売機すらないエリアもあるので、エイド無くして一周走ることはできなかったと思っています。
完走パーティーの時の話によれば、ボランティア の皆さんが男気を見せてくれたようで。

私はあまり早くないので、最後の方は前後にランナーが誰もいませんでしたが、エイドの人は温かく迎えてくれました。
35kmのエイドでは、遠くから名前を呼んで応援してくれ力になりました。

記録は残らないみたいですが、16時を少々超えても、救援車で回収せずに走ることを認めた関係者も素晴らしい。
最後の数キロで回収とかされたら何やってるかわかんなくなるし。
特に遠くまで来たら是非ともゴールしたいよね。


細かいことは、また別枠で書こうっと。
大会の細かい感想や参加賞、後夜祭なんかはこれから。

いろいろとバタバタしてましたが。
やることは一通りできたなあ。
関係者さん、ありがとう。

利尻マラソンのスタート

翌日のフェリー乗り場のお見送り風景です。
朝の1便で、稚内に帰る人が多いようです。
大漁旗もなびいて、なんかちょっと寂しいですね。