映画感想【マリアカラス伝説のオペラ座ライブ】

映画をみたことある人はわかりますが、この映画の感想はネタバレなしだよね。
だってライブ映像だもん。
当時のリポーターの声や観客の興奮が伝わるっていうのはあるけども。


映画を見てきました。
マリアカラスのオペラです。

この映画は伝記物とかではなくて、残されていた映像、音声をリマスターしたものです。

マリアカラスってよく分からないけど、昔の有名人って位の認識で見てきました。


見てきてわかったのは、1958年にオペラ座にデビューしたのですね。
そして、その時の映像なんです。

だいぶ前の気がしてましたけど、戦後も戦後だし。
音楽で言うと、ビートルズの少し前という感じていいのかな?


そうそう。
すげえ古い映像と音声だったりしてとか思ったけど、そんな事はなかったです。
もちろんホールで聴く生の音ではないから、迫力は違うけど、聴いて、見て、その部分には何の違和感もなかったです。


マリア・カラスってこうやって生きてたんだなあと思いました。
そして、これが史上最高の歌姫かー、と。
歌も演技も確かに素晴らしかった。
古臭い感じもなくて、時が変わったことを感じさせないという、時代の流れで色褪せないんだから、すごいよ。


そうだ、フランスに旅行したことがある人にとっては、これがオペラ座、60年前はこんな感じなんだと思える映像でした。
パリは、テロで大変なんだけど、そんな事は全く御構い無しで。
ま、そりゃ、1958年の作品だから当たり前なんだけど。
パリはあんな事もあって、こんなことも起きて。
そもそも、第二次世界大戦ではドイツに占領されたり、何てことも思ってしまいました。


そして、イタリアはミラノのスカラ座に行ったことある人。
ミラノのスカラ座の中にはマリアカラスの衣装があったり、ちょっとした博物館みたいになってますよね?
私も、そのマリアカラスは見ていたんですけど。
スカラ座行って、この映画を見ると、ああー、あのマリアカラス、みたいな。


映画として面白いかと言われると難しいですが、テレビで見られるようなものでもないし、旅行のついでやなんかで、オペラを見ることがあるかも、あるよって人は一度みておいた方が比較になっていいかもです。


イタリアやパリに旅行に行くなら、オペラをみてくるといいと思う。
日本よりだいぶ安いし。
そして、服装も初日以外はカジュアルだから、旅行中でも気を使う必要もない。
ま、オシャレにバッチリという人ももちろんいるんですけどね。


そういえば、【永遠のマリアカラス】という映画もあるそうです。
マリアカラスをDVDで知るにはこちらもいいのかもしれないですね。