映画感想【ゴーンガール】展開が良い(ネタバレ無し)

 ゴーンガール、見てきました。ネタバレ無しで感想を書きます。どうなるのか展開がわからず、楽しめる映画でした。映画館で見てよかったなと思う映画でした。

ゴーンガールHPより
映画『ゴーン・ガール』オフィシャルサイト| 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
2014年12月12日 公開
あらすじ
 幸福の絶頂にいるはずの夫婦をめぐるスリラー「ゴーンガール」。アメリカで600万冊以上を売り上げたベストセラー小説の映画化。

あなたはこの衝撃の展開に耐えられるか?
本当に大切なものはいつも失って初めてわかる。

監督 デヴィッド・フィンチャー
脚本 ギリアン・フリン
ニック・ダン    ベン・アフレック
エイミー・ダン   ロザムンド・パイク
デジ・コリングス  ニール・パトリック・ハリス

○映画館にぎわう。
 映画館、ものすごく混んでました。チケット売り場も、スナック売り場も。最近、映画館すいてるなーと思っていたので、こんなに混むことがあるのだなあと。妖怪ウォッチベイマックスの影響でしょうか?
 映画館をにぎわす為の仕掛けはこの辺りにヒントがあるんでしょうか?

 私は週末の朝一番の上映をみましたが、こちらもそれなりに人が入ってました。

サイコロジカルスリラー
 ネタバレ無しで書いていきますけど、こちらの作品はいわゆるサスペンスモノです。ゴーンガールのホームページでは、サイコロジカルスリラーと説明されていました。この言葉が私の中からは出てきませんでしたが、確かにサイコでスリルです。間違いないです。

 サスペンスモノは、ドンパチ、マフィアの親分だったり、ギャングがでてきたり、ギャンブルとかお金絡みがよくありますけど、こちらはそういうのではなかったです。

 もっと心理的なテーマ。まあそうは言っても、ドンパチ?あるんですけど。

 家族、警察、マスコミ、世間、そういった人々の感情、心理によって、物語は進んでいきます。派手なアクションではなく、もっと内面から。

○どんどん気になるストーリー。
 作品としては、知的な謎解き物といいますか、人が次々殺されるようなサスペンスではないので、楽しかったです。
 あまり、銃声音が激しかったり、カーチェイスや、血を見る作品は苦手なもので。ゆったりと物語りは奥深くに進んで展開していきます。

 こういった展開の面白さは、デヴィッド・フィンチャー監督の力でしょうか?原作と読み比べ、見比べすると面白いのかもしれませんね。

○何が真実か?
 誰がどこまで、嘘ついてるんだろう?
 どっちが騙して、誰が騙されてるんだろう?
 え、どうなってんの?どういうこと?なんて思いながら見てました。

 普段、2時間サスペンスとか見てないのもあるだろうけど、私にはあんまり先が読めなくて、楽しめました。
 謎解きが得意な人いますよね?コナンとか金田一少年とかよく見て途中で当てちゃう人というか。私はああいうのも全く先がわかりません。恥ずかしながら。

○内容の本筋と関係ない所で、
 有能な弁護士によるマスコミ対応ってこういう感じなのかな?という舞台の裏側を知るみたいな楽しみ方もありました。まあ、ドラマなんですけどね。

 現実の社会でも、謝罪会見とか毎日のようにありますけど、社会の風を敵に回さないようにっていう心理はやっぱ働くよなーって。誠実に対応するのはもちろんとしても、今は一部分とか勝手に切り取られ拡散しちゃうから。

○もひとつ、本題と関係ない所
 突然、渦中の人になる感じもこんな感じかな?といった視点で楽しみました。
 表舞台に立ちたくて出て行く人ももちろんいっぱいいるわけですけど、その一方で、本人の意図しないところで突然表舞台に出ることになってしまい、マスコミに追われてしまう人も実際にいる。

 こういう人は、最初からその波を利用する気がないわけで、どう立ち振る舞うかは本当に難しいんだろうなと。

○映像
 家を外から移した映像があるんですけど、芝生みたいなものがあり、車おくところがあるって言うのが、いかにもイメージどおりのアメリカの郊外の一軒家ですね。

 以前にバンクーバーでホームステイしたことありますが、その家もこんな感じの家だったなー、と。

 家を囲む塀がないから広々してるし、すっきりしていて私的にはこういう家のほうがいいんですが。日本の家は、壁があって、外歩くときも交差点の度にひかれるんじゃないかと思ってしまいます。見通しが悪いし、日当たりも悪くなる気がしますけども。

○映画のテーマは?
 ネタバレ無しって書いてますが、むしろ最後まで見てもいまいちどういうことかわかってないんですよね?そのテーマというか、なにを伝えたいのかっていうところが。
 単純に娯楽、エンターテイメントって思えばいいのかな?

○原作はこちら
 原作は、2013年、日本語訳で発売されています。上下巻ものです。この映画の場合、先に本読むよりは、後に原作読む方が楽しめるかな?と思います。
 電子版ないみたい、こんなことってあるんですね。

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