レース補給食3【サプリのタイミング】失速防止と疲労回復に
第3回。今回は、アミノ酸サプリメントを効果的にとるタイミングについて。効果的に摂れば、失速しないし、翌日への疲労の持ち込みも減ります。また、体脂肪、筋肉といった身体のバランスにも重要です。
○BCAAは重要。
アミノ酸の中でも、BCAAという3種のアミノ酸が大事というのはすでに書きました。
BCAAはアミノ酸の中でも、必須アミノ酸。体内で作られないから食事から(外部から)とる必要のある栄養素ですが、いつ取るべきか?
もちろんサプリでしか取れないわけではなくて、いろんな食品に含まれていて、日々ご飯を食べて体内に取り込んでます。
食品の場合は、食材によりますが、分解に時間がかかります。ご飯をモグモグ食べて、胃に運ばれて分解されて、そこから体内に取り込んでと、使える状態になるまでに少し時間がかかります。
○30分でピークに。
しかし、レース中にサプリメントとして服用することを考えれば、サプリメントは食品と違って分解してから吸収する必要がないので、即効性が期待できます。
データでは、30分後にピークになるそうです。
ですので、前日や何時間も前といったものではなくて、レースのスタートの直前から、またレース中に服用しましょう。
○どれくらい取るべきか?
普段の食事や筋肉量、体への負荷で個人差もあるんだろうけど、2000mg摂取すると2時間程度は持続するみたいです。
ですので、走る前と走ってるときに2回か3回補給するべきですね。メーカーで量も違いますから。
糖質の補給食、エネルギージェルも取るでしょうから、5kmおきに交互に摂るなり、一気に合わせてモリモリいくかですね。
○いろいろあります。
アミノ酸サプリメントにはいろいろあるけど、アミノバリューやアミノバイタルが入手しやすいと思います。味がどうとか、そんなに好みの出る商品でもないと思います。少し甘みがあって、子供のときに飲んでた薬みたいな味です。
メーカーによって配合や量が違います、値段も違うし、そこらあたりを考慮して選べばよいと思います。
アミノバリューは、大塚製薬さんの商品。
こちらはさらっとした顆粒のタイプです。
大塚製薬 アミノバリュー サプリメントスタイル 4.5g×10袋
アミノバイタルは、味の素さんの商品。アミノ酸が少ないのもあるけど、摂るならガッツリ。一番量が多いのがゴールド。
メーカーでも量が違うので、注意。
アミノバイタル GOLD 30本入箱
○顆粒のスティックが良い。
レースでは、顆粒タイプをポケットに準備しておくことをオススメします。
水無しでそのまま飲めるってメーカーからの話ですが、どうにも粉が(粒が)張り付く感じ、口の水分を奪う感じが嫌で、給水で水をもらったタイミングで飲んでます。
だからスタート前に水があるところなら飲めますが、ないと飲めません、お子ちゃまで顆粒旨く飲めません。
うーん、あれ、ほんとに水無しで飲んでみんな気にならないのかな?
○スタート前はあちらこちらで。
実際、レースに参加したことある人は、よくわかると思いますが、周りをよくよく見渡せば、スタート前に粉薬を飲むかのごとく、BCAAサプリを服用しているのに気づくと思います。
また給水ポイントでも、残念なランナーさんによって捨てられた抜け殻を発見すると思います。(そんなに重いゴミでもないし、ゴールまで持って走りましょう。)
○レース直後の補給も重要。
また、高たんぱくの食品をゴール直後、すぐさま体内に入れた方が体の筋肉疲労が出にくいということです。
レース直後、すぐのアイシングと十分な栄養補給が翌日の体の疲労を左右するので出来るだけがんばりましょう。
アミノ酸が不足したら、せっかく運動しても筋肉が痩せちゃいます。筋肉が減ったら、基礎代謝も落ちるし、余計に太りやすい体になってしまいます。
しっかり運動して、運動後はしっかり補給、食事をして、ゆっくり休みましょう。
○私の場合
といっても、私はアイシングとアミノバリューの粉末タイプを取るくらいで、なかなかすぐに食事といかないです。シャワーを浴びてすっきりしたいし、帰るのに時間もかかるし。また、フルマラソンの場合、日によりますが、胃にダメージを感じるときもあります。あれはどうしたらいいんでしょうかね?
走る練習も栄養補給も、どちらも大事、がんばりましょう。
最後まで、ありがとうございます。
前回のサプリメント情報はこちらに書いてます。
【失速対策がレースを左右】アミノ酸サプリの補給 - たけぽんちの部屋
ドリンクタイプはこちら
スポーツドリンクでアミノ酸補給【羽生選手はアミノバイタル】 - たけぽんちの部屋
腎臓が弱っている人に、アミノ酸サプリはどうなんだろう?と思っていたりします。
肝機能が悪い時に飲む薬は、BCAAなので、お酒をよく飲む人は、マラソンに関係なく、BCAAサプリメントを補給しておいた方が良いでしょう。
アンモニアの代謝に関係します。